1. 告げざる愛地にこぼしつつ泉汲む 恩田侑布子【季語=泳ぐ(夏)】

    告げざる愛地にこぼしつつ泉汲む恩田侑布子(『夢洗ひ』) 想いを告げずに終わった恋は世にあまたあるだろう。手に掬った泉の水が溢れて地に零れてゆく。水は清らかなまま、地に還り、再び泉の水となるのだ。告げ…

  2. 愛されずして沖遠く泳ぐなり 藤田湘子【季語=泳ぐ(夏)】

    愛されずして沖遠く泳ぐなり藤田湘子(『途上』) 一緒に泳ぎ…

  3. あしかびの沖に御堂の潤み立つ しなだしん【季語=蘆牙(春)】

    あしかびの沖に御堂の潤み立つしなだしん「あしかび」は「蘆牙…

  4. 神保町に銀漢亭があったころ【第29回】広渡敬雄

    俳句を愛する人達に乾杯!広渡敬雄(「沖」同人「塔の会」幹事)17年間の店歴…

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