ぞ
-
蜷のみち淡くなりてより来し我ぞ 飯島晴子【季語=蜷(春)】
蜷のみち淡くなりてより来し我ぞ)飯島晴子晴子の第三句集『春の蔵』は、例えば〈春の蔵でからすのはんこ押してゐる〉〈鶯に蔵をつめたくしておかむ〉〈蔵をまはつて舌熱くなる春やすみ〉など蔵を中心とした定住の…
-
唐太の天ぞ垂れたり鰊群来 山口誓子【季語=鰊(春)】
唐太の天ぞ垂れたり鰊群来)(山口誓子山口誓子の第一句集『凍…
-
にんじんサラダわたし奥様ぢやないぞ 小川楓子【季語=にんじん(冬)】
にんじんサラダわたし奥様ぢやないぞ小川楓子(『ことり』) …
-
八月は常なる月ぞ耐へしのべ 八田木枯【季語=八月(秋)】
八月は常なる月ぞ耐へしのべ八田木枯宇多喜代子の「八月の赤子…
-
人妻ぞいそぎんちやくに指入れて 小澤實【季語=磯巾着(春)】
人妻ぞいそぎんちやくに指入れて小澤實(『瞬間』) 磯の花と…
-
死はいやぞ其きさらぎの二日灸 正岡子規【季語=二日灸(春)】
-
【連載】もしあの俳人が歌人だったら Session#7