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かくも濃き桜吹雪に覚えなし 飯島晴子【季語=桜吹雪(春)】
かくも濃き桜吹雪に覚えなし)飯島晴子濃密な桜吹雪の中に、過去の数々の桜吹雪の記憶がうかびあがる。そのどれもが今自分が体験している桜吹雪よりもずっと疎、ずっと穏やかで、それらを全て足し合わせても今の桜…
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くれなゐの花には季なし枕もと 石川淳【無季】
くれなゐの花には季なし枕もと石川淳(『現代俳句協会編『昭和俳句作品年表戦後…
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海に出て綿菓子買えるところなし 大高翔
海に出て綿菓子買えるところなし大高翔(「鳩よ!」1997年8月号)…
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雲の中瀧かゞやきて音もなし 山口青邨【季語=瀧(夏)】
雲の中瀧かゞやきて音もなし山口青邨家電量販店をぶらついてい…
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仕る手に笛もなし古雛 松本たかし【季語=古雛(春)】
仕る手に笛もなし古雛)松本たかし) 母方の祖父は趣味人であ…
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麦秋や光なき海平らけく 上村占魚【季語=麦秋(夏)】