吐く

  1. 蛤の吐いたやうなる港かな 正岡子規【季語=蛤(春)】

    蛤の吐いたやうなる港かな)正岡子規)季語は「蛤」なのか蜃気楼(昔の人は大蛤が妖気を吐いたとき現れると考えた)なのか微妙なところだが、子規自身は『寒山落木』で明治二十九年作の「蛤」に分類。いずれにして…

  2. すうっと蝶ふうっと吐いて解く黙禱 中村晋【季語=蝶(春)】

    すうっと蝶ふうっと吐いて解く黙禱中村晋明日は、東日本大震災…

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