寂寥

  1. 八月の灼ける巌を見上ぐれば絶倫といふ明るき寂寥 前登志夫【季語=夏山(夏)】

    八月の灼ける巌を見上ぐれば絶倫といふ明るき寂寥前登志夫素でえぐい、と言いたくなる歌だ。激烈なパワープレー。語の重さを突き抜ける勢いがある。「八月の灼ける巌」は、ともすれば象徴的にも読まれ得る…

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