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  1. 死も佳さそう黒豆じっくり煮るも佳し 池田澄子【季語=黒豆(新年)】

    死も佳さそう黒豆じっくり煮るも佳し池田澄子「死も佳さそう」にどきっとする。死の持つ重たいイメージを覆す軽やかな文体。それでいて読者を納得させる力がある。「死も佳さそう」の「も」によって並立されている…

  2. 寒天煮るとろとろ細火鼠の眼 橋本多佳子【季語=寒天(冬)】

    寒天煮るとろとろ細火鼠の眼橋本多佳子(『橋本多佳子全句集』)…

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