美しき
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海苔あぶる手もとも袖も美しき 瀧井孝作【季語=海苔(春)】
海苔あぶる手もとも袖も美しき瀧井孝作(『海ほほづき』)海苔というと朝食である。現在では味付海苔などがあるが、昭和の時代は、一枚の海苔を火で炙り、ぱりぱりと音をたてながら折って割いてゆく。食卓に流れる…
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美しき時雨の虹に人を待つ 森田愛子【季語=時雨(冬)】
美しき時雨の虹に人を待つ森田愛子(『虹』) 作者は、若くし…
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月かげにみな美しき庭のもの 稲畑汀子【季語=月影(秋)】
月かげにみな美しき庭のもの稲畑汀子 9月最後の金曜日である…