【冬の季語】蔦枯る

【冬の季語=三冬(11月-1月)】蔦枯る

冬になって「」が「枯れ」ること。「枯蔦」。


【蔦枯る(上五)】
蔦枯れて一身がんじがらみなり 三橋鷹女
蔦枯れて茎の丈夫を日光裡 池田澄子
蔦枯るる先々の葉へ追ひつめて 正木ゆう子
蔦枯るる壁くちづけに髪が邪魔 正木ゆう子

【蔦枯る(中七)】
窓の蔦枯れ枯れに陽も皺みけり 飯田蛇笏
蔦の葉の枯れゆくひかり火の夜空 加藤楸邨

【蔦枯る(下五)】
表札にアラビア文字蔦枯るる 西村和子
もつれざる麒麟の脚や蔦枯るる 遠藤由樹子


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