「雪掻」の動詞形である。豪雪地帯では、屋根の上での作業など、危険が伴う。
【雪掻く(上五)】雪掻いて黄菊の花のあらはるる 高野素十雪掻いてゐる音ありしねざめかな 久保田万太郎雪掻きて今宵誘うてもらひけり 榎本好宏
【雪掻く(中七)】
【雪掻く(下五)】若さ確かめたしかめ月下雪を掻く 藤田湘子中学の制服を着て雪を搔く 髙松早基子戒律の日々学僧が雪を搔く 阪上史琅家々に主あり朝の雪を掻く 竹内俊吉
メロン食ふたちまち湖を作りつつ…
熟れ麦はほろびのひかり夕日また…
しまうまがシャツ着て跳ねて夏来…
捩花の誤解ねぢれて空は青 細谷…
今年の蠅叩去年の蠅叩 山口昭男…
かんぱちも乗せて離島の連絡船 …