【夏の季語】玉葱

【夏の季語=三夏(5-7月)】玉葱

かつては春撒きの玉葱を夏に収穫することが多かった。

現在は玉ねぎは年間を通して流通しているが、晩春から初夏にかけて「新玉ねぎ」が出回る。


【玉葱(上五)】
たまねぎのたましひいろにむかれけり 上田五千石
新玉葱研ぎしばかりの刃に応ふ 岡本まち子
玉葱に夕日の微熱ありにけり 南うみを

【玉葱(中七)】
ただ拾ふごとく玉葱収穫す 山口青邨

【玉葱(下五)】
人の世の芯まで愛す小玉葱 陽山道子



関連記事