【夏の季語】蝸牛

【夏の季語=初夏(5月)】蝸牛

【ミニ解説】

『毛吹草』(正保2年、1645年)に所出。

「かたつぶり」「ででむし」「でんでんむし」「まいまい」などとも。

有名な俳句は、何といっても、

かたつむり甲斐も信濃も雨のなか 飯田龍太

でしょうか。


【蝸牛(上五)】

かたつむり甲斐も信濃も雨のなか 飯田龍太

【蝸牛(中七)】

【蝸牛(下五)】

ころころと笹こけ落ちし蝸牛 杉風
大海と知りて戻りぬ蝸牛 佐藤文子
天職は教師と応へ蝸牛 櫛部天思
やはらかきところは濡れてかたつむり 齋藤朝比古
にんげんの色合ひに似て蝸牛 西山ゆりこ
行先を食べはじめたる蝸牛 堀切克洋


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