【秋の季語】秋灯下

【秋の季語=三秋(8月〜10月)】秋灯下

涼しく夜の長い秋は、灯火の下での読書に適している。

「灯火やや親しむべし(=灯火にもようやく親しむことができるようになった)」は、韓愈の「符読書城南詩」による。

「秋灯(しゅうとう・あきともし)」の「下」にいる、ということを表すのが「秋灯下」。


【秋灯下(上五)】
秋灯下古りし机の幾山河 吉屋信子
秋灯下坐右に外来語の辞典 一色峰水
秋灯下ピカソの女何を見る 岩崎照子
秋灯下母の寝顔を見て帰る 橋本絹子

【秋灯下(中七)】

【秋灯下(下五)】
主婦にある自由の時間秋灯下 山田弘子
子規を読み子規を語らん秋灯下 稲畑汀子
ロボットの手を拭いてやる秋灯下 杉山久子



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