重み

  1. 抱く吾子も梅雨の重みといふべしや 飯田龍太【季語=梅雨(夏)】

    抱く吾子も梅雨の重みといふべしや飯田龍太『百戸の谿』(1954年)には、複数の「梅雨」の句が収められているが、この句が最も有名な句だろう。飯田龍太は1920年生まれなので、第一句集刊行時は30代半ば…

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