面て

  1. 白梅や粥の面てを裏切らむ 飯島晴子【季語=白梅(春)】

    白梅や粥の面てを裏切らむ)飯島晴子もちろん、「裏切る」という言葉の意味をゴムのように伸ばしてこの句を解釈してもいい。掬ってもらえるはずの粥の面が掬ってもらえなかった、光の中に置かれると思ったら闇の中…

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