面倒

  1. 海鼠噛むことも別れも面倒な 遠山陽子【季語=海鼠(冬)】

    海鼠噛むことも別れも面倒な遠山陽子(『高きに登る』) そろそろ忘年会のシーズンである。宴会が果てた後の駅の改札前では、別れを惜しむ人々が「じゃあね、じゃあね」と後退りしてぶつかってくる。三本締めです…

おすすめ記事

  1. 橡の実のつぶて颪や豊前坊 杉田久女【季語=橡の実(秋)】
  2. 【冬の季語】嚏(嚔)
  3. 眼のなれて闇ほどけゆく白牡丹 桑田和子【季語=白牡丹(夏)】
  4. 彫り了へし墓抱き起す猫柳 久保田哲子【季語=猫柳(春)】
  5. ぐじやぐじやのおじやなんどを朝餉とし何で残生が美しからう 齋藤史

Pickup記事

  1. 神保町に銀漢亭があったころ【第22回】村上鞆彦
  2. 行く涼し谷の向うの人も行く   原石鼎【季語=涼し(夏)】
  3. 数と俳句(二)/小滝肇
  4. 帰農記にうかと木の芽の黄を忘ず 細谷源二【季語=木の芽(春)】
  5. 蟭螟の羽ばたきに空うごきけり 岡田一実【季語=蟭螟(夏)】
PAGE TOP