1988年没

  1. 蛍火や飯盛女飯を盛る 山口青邨【季語=蛍火(夏)】

    蛍火や飯盛女飯を盛る山口青邨(『雑草園』)飯盛女とは、街道の宿場の旅籠屋で宿泊客の給仕をする女性のことである。客に飯を盛ることから飯盛女と呼ばれ、客の床の相手もするようになった。遊郭の遊女よりも安く…

  2. あひふれしさみだれ傘の重かりし 中村汀女【季語=五月雨(夏)】

    あひふれしさみだれ傘の重かりし中村汀女(『汀女句集』)梅雨…

  3. 秋茄子の漬け色不倫めけるかな 岸田稚魚【季語=秋茄子(秋)】

    秋茄子の漬け色不倫めけるかな岸田稚魚(『筍流し』) 秋茄子…

  4. 小燕のさヾめき誰も聞き流し 中村汀女【季語=小燕(夏)】

    小燕のさヾめき誰も聞き流し中村汀女 今日は6月最初の金曜日…

  5. 行く雁を見てゐる肩に手を置かれ 市村不先【季語=行く雁(春)】

    行く雁を見てゐる肩に手を置かれ市村不先 今日は、2023年…

  6. 美校生として征く額の花咲きぬ 加倉井秋を【季語=額の花(夏)】

  7. 新綠を描くみどりをまぜてゐる 加倉井秋を【季語=新綠(夏)】

  8. 葉桜の夜へ手を出すための窓 加倉井秋を【季語=葉桜(夏)】

  9. 桐咲ける景色にいつも沼を感ず 加倉井秋を【季語=桐の花(夏)】

  10. 田螺容れるほどに洗面器が古りし 加倉井秋を【季語=田螺(春)】

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