【春の季語=晩春(4月)】啄木忌
【ミニ解説】
石川啄木の忌日「啄木忌」は春の季語。
1912(明治45)年、不遇と貧困のうちに二十七歳の若さで病没した。
【啄木忌(上五)】
啄木忌いくたび職をかへてもや 安住敦
【啄木忌(中七)】
【啄木忌(下五)】
靴裏に都会は固し啄木忌 秋元不死男
あくびしていでし泪や啄木忌 木下夕爾
便所から青空見えて啄木忌 寺山修司
物書くは巣籠るに似て啄木忌 鷹羽狩行
トーストになんにもつけず啄木忌 西山ゆりこ
【セクト・ポクリット管理人より読者のみなさまへ】