【冬の季語】橇

【冬の季語=初冬〜晩冬(11月〜1月)】橇

「雪」や「氷」の上をすべらせて、人や物を運ぶ道具。


【橇(上五)】
橇の道雪あたらしくかゞやけり 水原秋櫻子
橇がゆき満天の星幌にする 橋本多佳子
橇走る大地を削る音鳴らし 野末トヨ
橇にゐる母のざらざらしてきたる  宮本佳世乃

【橇(中七)】
めつむりて夜橇にあれば川音も 山口青邨
門の前雪橇を置き寒河江姓 森 澄雄
黄泉坂に橇とおぼしきものありぬ  攝津幸彦

【橇(下五)】
ほそぼそと月に上げたる橇の鞭 飯田蛇笏
或時は星ほど遠く橇を駆り 京極杞陽
月の出てあかるくなりぬ橇の道 村上鬼城
あをぞらの奥へ曳きゆく橇ひとつ 中岡毅雄


関連記事