【秋の季語】秋日傘

【秋の季語=初秋-仲秋(8月-9月)】秋日傘


秋になってから使う「日傘」のこと。

立秋」を過ぎてもしばらく暑さはつづくため、8月はもちろん、9月になってもまだ使うことがある。

立夏」となる前に使いはじめるのは「春日傘」。


【秋日傘(上五)】
秋日傘そこはサントリー美術館 岸田稚魚
秋日傘旧知躱してしまひたり 文挟夫佐恵
秋日傘発掘作業の脇を抜け  柘植史子

【秋日傘(中七)】

【秋日傘(下五)】
前を行く一つまぶしき秋日傘 千原草之
くるくるとまはるよひとの秋日傘 今井杏太郎
浅草へ仏壇買ひに秋日傘 岡本眸
ことばのやうに草に置かれし秋日傘 加納立子
波音や抱けばつめたき秋日傘 井上弘美
大柄なひとのさしたる秋日傘 遠藤容代


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