【春の季語】アスパラガス

【春の季語=アスパラガス(4月)】晩春

店頭には年中並んでいる野菜だが、グリーンアスパラガスの旬は4〜6月頃。俳句では春の季語とされ、5-7月ころに黄白色の小さな花を咲かせる。

日本に渡来したのは江戸時代で、当時はオランダキジカクシ(阿蘭陀雉隠、和蘭雉隠)、オランダウド(阿蘭陀独活、和蘭独活)、マツバウド(松葉独活)、セイヨウウド(西洋ウド)などという名前がつけられた。現在では「アスパラ」と略すことが一般的。英語のスペルはasparagus、漢名は「石刁柏」(せきちょうはく)。


【アスパラガス(上五)】
アスパラガス残業の灯のニューヨーク 対馬康子

【アスパラガス(中七)】
とれたてのアスパラガスのやうな彼 山田弘子
立子の墓アスパラガスを供へある 辻 桃子
恋終りアスパラガスの青すぎる  神保千恵子
人道支援始まるアスパラガスの白 瀬戸正洋

【アスパラガス(下五)】


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