【冬の季語】散紅葉

【冬の季語=初冬-仲冬(11月-12月)】散紅葉

地面に散った紅葉のこと。木は「裸木」となり、寒々しい。


【散紅葉(上五)】
散紅葉鳥獣絵巻かくれなし 水原秋櫻子
散紅葉より幹立てり幹立てり 清崎敏郎
散紅葉しづごころなき古戦場 山田弘子

【散紅葉(中七)】
妻の髪にも 散紅葉のる 告げずにいる 伊丹三樹彦
なつかしき人散紅葉散黄葉 稲畑汀子

【散紅葉(下五)】
神橋は人も通らす散紅葉  正岡子規
人込の渓の堰へと散紅葉 佐藤鬼房


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