【秋の季語】藤袴

【秋の季語=初秋(8月)】藤袴

キク科の多年草で、「秋の七草」の一つ。

花が「藤」色で、弁の形が「袴」をはいたようなのでその名があるらしい。

長距離移動することで有名な蝶であるアサキマダラが吸い寄せられることでも有名。

この花の持つ「ピロリジジンアルカロイド」という成分による。


【藤袴(上五)】
藤袴色と見つつも淡かりし 稲畑汀子

【藤袴(中七)】

【藤袴(下五)】
枯れ果てしものの中なる藤袴 高濱虚子
肉体というやっかいなもの藤袴 大西泰世
みづからをすこし咎めて藤袴 友岡子郷
想ひごとふと声に出づ藤袴 永方裕子

【その他の季語と】
藤袴吾亦紅など名にめでて 高濱虚子


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