【冬の季語】冬籠

【冬の季語=晩冬(1月)】冬籠

冬の間は寒いので、家に籠って生活することが増える。

あたたかい部屋で本を読みふけったり、撮りだめていた番組を一気見するなど。


【冬籠(上五)】
冬籠りすべしといふもその一つ 高野素十
冬籠立つたまま本読む少女 金子兜太
冬ごもり小鳥に人の名をつけて 片山由美子
冬ごもり鶉に心許しつつ 西村麒麟

【冬籠(中七)】

【冬籠(下五)】
薪をわるいもうと一人冬籠 正岡子規
愚陀仏は主人の名也冬籠 夏目漱石
たまきはるいのちをうたにふゆごもり 飯田蛇笏
火曜日は手紙のつく日冬籠 高野素十
鉄瓶に傾ぐくせあり冬ごもり 久保田万太郎
近々と山のまなざし冬ごもり 手塚美佐
少しづつかじるせんべい冬ごもり 森田峠
什器全て鈍器に見えて冬籠 今井聖
蛾の如き痣がひとつや冬籠 太田うさぎ
引出しに星座盤あり冬籠 涼野海音


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