【春の季語=三春(2月〜4月)】春時雨
春に降る「時雨」のこと。
春先の降ったり止んだりを繰り返す時雨に立ち会うと、思わぬ春の明るさが飛び込んできたりする。
【春時雨(上五)】
春しぐれ京の人にはかなはざる 大串章
【春時雨(中七)】
【春時雨(下五)】
舌先に金平糖の春しぐれ 橋閒石
ぐい呑みを所望の客や春時雨 鈴木真砂女
鳩サブレー購うて鎌倉春時雨 淺井一志
麻布永坂約束のごと春時雨 能城檀
泣くために行く文楽や春時雨 藤井啓子
明日からは誰かの机春時雨 中田尚子
残業の夜ふけの窓に春時雨 塙千晴
【セクト・ポクリット管理人より読者のみなさまへ】