【夏の季語】祭

【夏の季語=三夏(5-7月)】祭

夏の祭を総称して祭といい、五穀豊穣を祈願する「春祭」や収穫を感謝するための「秋祭」と区別する。

「神輿」「渡御」「山車」「祭太鼓」「祭笛」「宵宮」「宵祭」「祭舟」など、さまざまな周辺語も季語とされる。


【祭(上五)】
祭より抜けて祭の音聞こゆ 進藤剛至

【祭(中七)】
神田川祭の中をながれけり 久保田万太郎
父に金遣りたる祭過ぎにけり  藤田湘子
見るうちに祭の橋となりにけり 西村和子

【祭(下五)】
大雨に獅子を振りこむ祭かな 村上鬼城
女房は下町育ち祭好き 高浜年尾


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