【夏の季語】ゼリー

【夏の季語=三夏(5-7月)】ゼリー

果汁、ゼラチン、砂糖の組み合わせで作る簡素な生菓子のこと。

日本では寒天は17世紀後半から使われ、あんみつなどが食べられていたが、ゼラチンを使用したゼリー類は20世紀になってから広まった。


【ゼリー(上五)】
ゼリー揺れ自分を許さうかと思ふ 峯尾文世
ゼリーくずすパパはわたしを産んでない 錆田水遊

【ゼリー(中七)】
水色のゼリー三つに鼎談す 上田五千石
彫刻のごとくゼリーを削りけり 金子敦
半分になつたゼリーの倒れ方 野名紅里

【ゼリー(下五)】
雨の夜のこゝろさぶしきゼリーかな 日野草城

【その他の季語と】



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