「花曜」

  1. 昼寝よりさめて寝ている者を見る 鈴木六林男【季語=昼寝(夏)】

    昼寝よりさめて寝ている者を見る鈴木六林男映画「スーパーマン」の一場面だったと思う。何かの衝撃を受けて人々が倒れ伏しているなか、クラーク・ケントだけが目を覚まして起き上がる。周囲は皆気を失っている。見…

  2. 蛇を知らぬ天才とゐて風の中 鈴木六林男【季語=蛇(夏)】

    蛇を知らぬ天才とゐて風の中鈴木六林男(『荒天』昭和24年)…

  3. 青い薔薇わたくし恋のペシミスト 高澤晶子【季語=薔薇(夏)】

    青い薔薇わたくし恋のペシミスト高澤晶子(『現代俳句選集』)…

  4. 兎の目よりもムンクの嫉妬の目 森田智子【季語=兎(冬)】

    兎の目よりもムンクの嫉妬の目森田智子(『掌景』) 女性は嫉…

  5. かなしきかな性病院の煙出 鈴木六林男

    かなしきかな性病院の煙出鈴木六林男総武線で大久保を通過する…

  6. 暗闇の眼玉濡さず泳ぐなり 鈴木六林男【季語=泳ぐ(夏)】

  7. ラーメン舌に熱し僕がこんなところに 林田紀音夫

おすすめ記事

  1. 白衣とて胸に少しの香水を 坊城中子【季語=香水(夏)】
  2. 【夏の季語】紫陽花
  3. 神保町に銀漢亭があったころ【第30回】今泉礼奈
  4. 【クラファン目標達成記念!】神保町に銀漢亭があったころリターンズ【1】/高部務(作家)
  5. 米国のへそのあたりの去年今年 内村恭子【季語=去年今年(冬)】

Pickup記事

  1. こんな本が出た【2021年5月刊行分】
  2. 向日葵をつよく彩る色は黒 京極杞陽【季語=向日葵(夏)】
  3. 琅玕や一月沼の横たはり 石田波郷【季語=一月(冬)】
  4. 俳人・広渡敬雄とゆく全国・俳枕の旅【第60回】 貴船と波多野爽波
  5. 【夏の季語】田植
PAGE TOP