いま
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電車いままつしぐらなり桐の花 星野立子【季語=桐の花(夏)】
電車いままつしぐらなり桐の花)星野立子『立子句集』走る「電車」と「桐の花」との取り合わせが印象鮮明な句だ。「いままつしぐら」の措辞は、すべてが明るく生き生きと見えてくる初夏の気分によく合う。…
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黄沙いまかの楼蘭を発つらむか 藤田湘子【季語=黄沙(春)】
黄沙いまかの楼蘭を発つらむか藤田湘子(「黒」1987年 角川書店)…
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付喪神いま立ちかへる液雨かな 秦夕美【季語=液雨(冬)】
付喪神いま立ちかへる液雨かな秦夕美(『現代俳句文庫83 秦夕美句集』)…
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炎天を山梨にいま来てをりて 千原草之【季語=炎天(夏)】
炎天を山梨にいま来てをりて千原草之(ちはらそうし))暑い、…
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隠岐やいま木の芽をかこむ怒濤かな 加藤楸邨【季語=木の芽(春)】
隠岐やいま木の芽をかこむ怒濤かな加藤楸邨(『雪後の天』1943年 交蘭社)…