1. 婿は見えたり見えなかつたり桔梗畑 飯島晴子【季語=桔梗(秋)】

    婿は見えたり見えなかつたり桔梗畑)飯島晴子 咲き満ちた何本もの桔梗の間から婿を見ている。作中主体は畑の中に、婿は畑の外にいる。これはもっと一般的には内界と外界ということも出来るかもしれない。家の内外…

  2. 朝貌や惚れた女も二三日 夏目漱石【季語=朝貌(秋)】

    朝貌や惚れた女も二三日夏目漱石 (『漱石俳句集』) 近所の…

  3. 葛の花来るなと言つたではないか 飯島晴子【季語=葛の花(秋)】

    葛の花来るなと言つたではないか飯島晴子颱風の被害にあわれた…

  4. 恋さめた猫よ物書くまで墨すり溜めし 河東碧梧桐【季語=恋猫(春)】

    恋さめた猫よ物書くまで墨すり溜めし河東碧梧桐(『明治・大正・昭和 自由律俳…

  5. 年迎ふ父に胆石できたまま 島崎寛永【季語=年迎ふ(新年)】 

    年迎ふ父に胆石できたまま)島崎寛永(ひろなが)(北海道俳句年鑑2022より…

  6. いちじくを食べた子供の匂ひとか 鴇田智哉【季語=いちじく(秋)】

  7. 山頂に流星触れたのだろうか 清家由香里【季語=流星(秋)】

  8. 蛤の吐いたやうなる港かな 正岡子規【季語=蛤(春)】

  9. あっ、ビデオになってた、って君の声の短い動画だ、海の 千種創一

  10. 女に捨てられたうす雪の夜の街燈 尾崎放哉【季語=雪(冬)】

  11. 父の日の父に甘えに来たらしき 後藤比奈夫【季語=父の日(夏)】

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