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鳥の巣に鳥が入つてゆくところ 波多野爽波【季語=鳥の巣(春)】
鳥の巣に鳥が入つてゆくところ)波多野爽波『鋪道の花』何度読んでも気持ちのよい句だ。「鳥」というざっくりした把握と「入」るという無機質な言い方は、あたかも観察者がいないかのような、句だけがそこに浮かん…
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服脱ぎてサンタクロースになるところ 堀切克洋【季語=サンタクロース(冬)】
服脱ぎてサンタクロースになるところ堀切克洋(『尺蠖の道』)…
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海に出て綿菓子買えるところなし 大高翔
海に出て綿菓子買えるところなし大高翔(「鳩よ!」1997年8月号)…
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笠原小百合の「競馬的名句アルバム」【第1回】2012年・皐月賞
【第1回】春泥を突き抜けた黄金の船(2012年皐月賞・ゴールドシップ)…
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ラーメン舌に熱し僕がこんなところに 林田紀音夫
ラーメン舌に熱し僕がこんなところに林田紀音夫(『風蝕』1961年)…
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短日のかかるところにふとをりて 清崎敏郎【季語=短日(冬)】
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やはらかきところは濡れてかたつむり 齋藤朝比古【季語=蝸牛(夏)】
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鳥の巣に鳥が入つてゆくところ 波多野爽波【季語=鳥の巣(春)】