日が照つて厩出し前の草のいろ 鷲谷七菜子…
一臓器とも耕人の皺の首 谷口智行 人の老…
生前の長湯の母を待つ暮春 三橋敏雄(「定…
追ふ蝶と追はれる蝶の入れ替はる 岡田由季…
帰農記にうかと木の芽の黄を忘ず 細谷源二…
【春の季語】春泥 【ミニ解説】 ほかの季…
鳥帰るいづこの空もさびしからむに 安住敦…
江の島の賑やかな日の仔猫かな 遠藤由樹子…
燈台に銘あり読みて春惜しむ 伊藤柏翠(は…
水の地球すこしはなれて春の月 正木ゆう子…
紀元前二〇二年の虞美人草 水津達大 最近…
竹秋や男と女畳拭く 飯島晴子 秋と言いな…