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  1. さよならと梅雨の車窓に指で書く 長谷川素逝【季語=梅雨(夏)】

    さよならと梅雨の車窓に指で書く長谷川素逝(『三十三才』『定本素逝集』) 梅雨の頃の電車の車窓は曇りがちで文字を描くことができる。ボックス席の窓には様々な落書きがある。ひと昔前なら相合傘。最近は「好き…

  2. 恋さめた猫よ物書くまで墨すり溜めし 河東碧梧桐【季語=恋猫(春)】

    恋さめた猫よ物書くまで墨すり溜めし河東碧梧桐(『明治・大正・昭和 自由律俳…

  3. もの書けば余白の生まれ秋隣 藤井あかり【季語=秋隣(夏)】

    もの書けば余白の生まれ秋隣藤井あかり(『封緘』)日本人独特…

  4. ばばばかと書かれし壁の干菜かな   高濱虚子【季語=干菜(冬)】

    ばばばかと書かれし壁の干菜かな高濱虚子(『五百句』)虚子に…

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