1. つひに吾れも枯野のとほき樹となるか 野見山朱鳥【季語=枯野(冬)】

    つひに吾れも枯野のとほき樹となるか野見山朱鳥(『愁絶』)一瞬、絶筆のような趣を漂わせる。実際、晩年の句ではあるらしい。作者は虚子にその才能を称された俳人だが、病気がちであったこともあり、外へ出て対象…

  2. 九月来る鏡の中の無音の樹 津川絵理子【季語=九月(秋)】

    九月来る鏡の中の無音の樹)津川絵理子良い俳句の条件、ではな…

  3. 櫻の樹だつたのか土龍散步する 片上長閑

    櫻の樹だつたのか土龍散步する)片上長閑先日、電車の中で山尾…

  4. 秋日澄み樹のいろ拾ひつづけたる 井越芳子【季語=秋日(秋)】

    秋日澄み樹のいろ拾ひつづけたる井越芳子「秋日澄む」はあまり…

  5. 好きな樹の下を通ひて五月果つ 岡崎るり子【季語=五月果つ(夏)】

    好きな樹の下を通ひて五月果つ岡崎るり子五月もあと三日でおし…

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