消す

  1. 啜り泣く浅蜊のために灯を消せよ 磯貝碧蹄館【季語=浅蜊(春)】

    啜り泣く浅蜊のために灯を消せよ磯貝碧蹄館(『道化』)浅蜊は、春の季語である。桜貝が海辺を染める頃より採られ始める。母方の実家が茨城県の大洗近くであったため、ゴールデンウイークには潮干狩に出掛けた。ま…

  2. 灯を消せば部屋無辺なり夜の雪 小川軽舟【季語=雪(冬)】

    灯を消せば部屋無辺なり夜の雪小川軽舟(「俳句四季」2019年1月号)…

  3. 消すまじき育つるまじき火は埋む 京極杞陽【季語=埋火(冬)】

    消すまじき育つるまじき火は埋む京極杞陽(『但馬住』) 火種…

  4. 胸の炎のボレロは雪をもて消さむ 文挾夫佐恵【季語=雪(冬)】

    胸の炎(ほ)のボレロは雪をもて消さむ)文挾夫佐恵小学校の頃…

  5. 一燈を消し名月に対しけり 林翔【季語=名月(秋)】

    一燈を消し名月に対しけり)林翔 月は可能な限り毎日見ている…

おすすめ記事

  1. 【第2回】重慶便り/折勝家鴨
  2. 青空の暗きところが雲雀の血 高野ムツオ【季語=雲雀(春)】
  3. 【冬の季語】着ぶくれ
  4. 九十の恋かや白き曼珠沙華 文挾夫佐恵【季語=曼珠沙華(秋)】
  5. 稲妻となつてお前を喜ばさう 竹岡一郎【季語=稲妻(秋)】

Pickup記事

  1. 【冬の季語】冬野
  2. 【秋の季語】穴惑
  3. 【句集を読む】標準と平凡のありか──小川軽舟 第5句集『朝晩』(ふらんす堂、2019年)
  4. 雨聴いて一つ灯に寄る今宵かな 村上鬼城【季語=無月(秋)?】
  5. 吊皮のしづかな拳梅雨に入る 村上鞆彦【季語=梅雨に入る(夏)】
PAGE TOP