1. 細長き泉に着きぬ父と子と 飯島晴子【季語=泉(夏)】

    細長き泉に着きぬ父と子と)飯島晴子 鬱蒼とした山道を歩く間、方角や距離の感覚は鈍っているであろう。周囲を捉える尺度が揺らぎつつある状況で漸く泉にたどり着いた時の、身体の内外が交通を再開する開放感が、…

  2. 冬ざれや父の時計を巻き戻し 井越芳子【季語=冬ざれ(冬)】

    冬ざれや父の時計を巻き戻し)井越芳子 今期(2023年冬)…

  3. 年迎ふ父に胆石できたまま 島崎寛永【季語=年迎ふ(新年)】 

    年迎ふ父に胆石できたまま)島崎寛永(ひろなが)(北海道俳句年鑑2022より…

  4. 父の日の父に甘えに来たらしき 後藤比奈夫【季語=父の日(夏)】

    父の日の父に甘えに来たらしき後藤比奈夫梅雨入と入れ替わるよ…

  5. 父がまづ走つてみたり風車 矢島渚男【季語=風車(春)】

    父がまづ走つてみたり風車矢島渚男最近、風車(かざぐるま)を…

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