1. 生きのよき魚つめたし花蘇芳 津川絵理子【季語=花蘇芳(春)】

    生きのよき魚つめたし花蘇芳)津川絵理子手に触れた魚のつめたさに、生きのよさを感じてハッとした。俳句に掬い取るのにふさわしい発見だ。魚を釣り上げたのか、もしくは店で新鮮な魚を購入し、ビニール袋越しに触…

  2. 白魚のさかなたること略しけり 中原道夫【季語=白魚(春)】

    白魚のさかなたること略しけり中原道夫鮮やかなウィットである…

  3. 黒き魚ひそみをりとふこの井戸のつめたき水を夏は汲むかも 高野公彦

    黒き魚ひそみをりとふこの井戸のつめたき水を夏は汲むかも高野公彦…

  4. 春愁は人なき都会魚なき海 野見山朱鳥【季語=春愁(春)】

    春愁は人なき都会魚なき海)野見山朱鳥) 人っ子ひとりいない…

  5. 蚊を食つてうれしき鰭を使ひけり 日原傳【季語=蚊(夏)】

    蚊を食つてうれしき鰭を使ひけり日原傳最初に断っておくが、こ…

  6. 行く春や鳥啼き魚の目は泪 芭蕉【季語=行く春(春)】

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