古川朋子
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夕凪を櫂ゆくバター塗るごとく 堀本裕樹【季語=夕凪(夏)】
夕凪を櫂ゆくバター塗るごとく)堀本裕樹『一粟』駿河台出版社2022年本連載の最終回に、私が所属する「蒼海」の堀本裕樹主宰の句を鑑賞してみたい。堀本先生の作品について何か書くのは、これが初めてである。…
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白い部屋メロンのありてその匂ひ 上田信治【季語=メロン(夏)】
白い部屋メロンのありてその匂ひ)上田信治『リボン』(邑書林 2017年)…
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金魚屋が路地を素通りしてゆきぬ 菖蒲あや【季語=金魚(夏)】
金魚屋が路地を素通りしてゆきぬ)菖蒲あや『路地』1967年…
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妹の手をとり水の香の方へ 小山玄紀
妹の手をとり水の香の方へ)小山玄紀「ねじまわし」第6号(2023)…
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ハフハフと泳ぎだす蛭ぼく音痴 池禎章【季語=蛭(夏)】
ハフハフと泳ぎだす蛭ぼく音痴)池禎章最近出会った「なんじゃ…
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薫風や今メンバー紹介のとこ 佐藤智子【季語=薫風(夏)】
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葉桜の頃の電車は突つ走る 波多野爽波【季語=葉桜(夏)】
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電車いままつしぐらなり桐の花 星野立子【季語=桐の花(夏)】
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遠き屋根に日のあたる春惜しみけり 久保田万太郎【季語=春惜しむ(春)】