1. 眼前にある花の句とその花と 田中裕明【季語=花(春)】 

    眼前にある花の句とその花と)田中裕明『櫻姫譚』自然のよろしさを俳句として捕まえたと思っても、改めて景色を見るとなにか本質的なものをとりこぼしたような気がすることも多い。月とか桜を写真に収めるとどこか…

  2. 恋の句の一つとてなき葛湯かな 岩田由美【季語=葛湯(冬)】

    恋の句の一つとてなき葛湯かな岩田由美(『春望』) 子供の頃…

  3. 詠みし句のそれぞれ蝶と化しにけり 久保田万太郎【季語=蝶(春)】

    詠みし句のそれぞれ蝶と化(け)しにけり久保田万太郎))「い…

おすすめ記事

  1. 【冬の季語】海鼠/海鼠舟 海鼠突 酢海鼠 海鼠腸
  2. 大いなる梵字のもつれ穴まどひ 竹中宏【季語=穴惑(秋)】
  3. 「けふの難読俳句」【第1回】「直会」
  4. 一瞬で耳かきを吸う掃除機を見てしまってからの長い夜 公木正
  5. めぐりあひやその虹七色七代まで 中村草田男【季語=虹(夏)】

Pickup記事

  1. 神保町に銀漢亭があったころ【第43回】浅川芳直
  2. 舌荒れてをり猟銃に油差す 小澤實【季語=猟銃(冬)】
  3. 露地裏を夜汽車と思ふ金魚かな 攝津幸彦【季語=金魚(夏)】
  4. 「パリ子育て俳句さんぽ」【9月17日配信分】
  5. 【毛の俳句】
PAGE TOP