吹く

  1. さういへばもう秋か風吹きにけり 今井杏太郎【季語=秋風(秋)】

    さういへばもう秋か風吹きにけり今井杏太郎甲子園の決勝を見て、ちょっと飲みに行き、もう明日になろうとしたとき、稲妻がひかり、轟音が鳴りひびいた。面白いくらい、雨が降るなかを、ちょっと楽しみなが…

  2. 祭笛吹くとき男佳かりける 橋本多佳子【季語=祭笛(夏)】

    祭笛吹くとき男佳かりける橋本多佳子 向井太一の歌が聴きたく…

  3. 手の甲に子かまきりをり吹きて逃す 土屋幸代【季語=子かまきり(夏)】

    手の甲に子かまきりをり吹きて逃す)土屋幸代(「蒼海14号」より)…

  4. ぽつぺんを吹くたび変はる海の色 藺草慶子【季語=ぽつぺん(新年)】

    ぽつぺんを吹くたび変はる海の色藺草慶子(『新版角川俳句大歳時記 新年』)…

  5. 待ち人の来ず赤い羽根吹かれをり 涼野海音【季語=赤い羽根(秋)】

    待ち人の来ず赤い羽根吹かれをり涼野海音(『一番線』) 赤い…

  6. 冬と云ふ口笛を吹くやうにフユ 川崎展宏【季語=冬(冬)】

  7. 六月を奇麗な風の吹くことよ 正岡子規【季語=六月(夏)】

  8. シャボン玉吹く何様のような顔 斉田仁【季語=石鹸玉(春)】

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  4. 思ひ沈む父や端居のいつまでも    石島雉子郎【季語=端居(夏)】
  5. さへづりのだんだん吾を容れにけり 石田郷子【季語=囀(春)】

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