喚ぶ

  1. 枯芦の沈む沈むと喚びをり 柿本多映【季語=枯芦(冬)】

    枯芦の沈む沈むと喚びをり柿本多映(『夢谷』2013年)不思議な句である。この「喚び」とは、己らが沈もうとする枯芦自身の悲鳴なのであろうか。それとも、そこに足を踏み入れようとする人間、あるいは他の生き…

おすすめ記事

  1. 【新番組】ゆる俳句ラジオ「鴨と尺蠖」【第1回】
  2. 神保町に銀漢亭があったころ【第52回】大和田アルミ
  3. 【春の季語】夕桜
  4. 神保町に銀漢亭があったころ【第83回】対馬康子
  5. 電車いままつしぐらなり桐の花 星野立子【季語=桐の花(夏)】

Pickup記事

  1. COVID-19十一月の黒いくれよん 瀬戸正洋【冬の季語=十一月(冬)】
  2. 秋淋し人の声音のサキソホン 杉本零【季語=秋淋し(秋)】
  3. 昼ごろより時の感じ既に無くなりて樹立のなかに歩みをとどむ 佐藤佐太郎
  4. またわたし、またわたしだ、と雀たち 柳本々々
  5. いつまでもからだふるへる菜の花よ 田中裕明【季語=菜の花(春)】 
PAGE TOP