1. ばばばかと書かれし壁の干菜かな   高濱虚子【季語=干菜(冬)】

    ばばばかと書かれし壁の干菜かな高濱虚子(『五百句』)虚子にこういう句があって、ちょっと笑ってしまう。出だしの「ばばば」も可笑しいが、「か」を軸とする「あ」母音の生み出すリズムが軽やかで、向日性がある…

おすすめ記事

  1. 神保町に銀漢亭があったころ【第6回】天野小石
  2. 【復活?】神保町に銀漢亭があったころ【目次】
  3. 【秋の季語】吾亦紅
  4. 「パリ子育て俳句さんぽ」【4月23日配信分】
  5. 葛の花むかしの恋は山河越え 鷹羽狩行【季語=葛の花(秋)】

Pickup記事

  1. ものゝふの掟はしらず蜆汁 秦夕美【季語=蜆汁(春)】
  2. ポメラニアンすごい不倫の話きく 長嶋有
  3. 【冬の季語】冬来たる(冬来る)
  4. 【春の季語】白魚
  5. あかくあかくカンナが微熱誘ひけり 高柳重信【季語=カンナ(秋)】
PAGE TOP