大木孝子

  1. 薄氷の筥の中なる逢瀬かな　大木孝子【季語＝薄氷（春）】

    薄氷の筥(はこ)の中なる逢瀬かな大木孝子(『柞繭』)　梅の咲く庭園の池が薄い氷で覆われているのを見たことがある。春の氷は気泡を含まないため透明で表面にはいくつもの風の筋が交差している。ひと目で壊れや…

トップページに戻る

おすすめ記事

  1. 腕まくりして女房のかき氷　柳家小三治【季語＝かき氷（夏）】
  2. 枯蓮のうごく時きてみなうごく　西東三鬼【季語＝枯蓮（冬）】
  3. 纐纈の大座布団や春の宵　真下喜太郎【季語＝春の宵（春）】
  4. 【夏の季語】飛魚／とびを　つばめ魚　あご
  5. 麦からを焼く火にひたと夜は来ぬ　長谷川素逝【季語＝麦からを焼く？】

Pickup記事

  1. 【秋の季語】芋虫
  2. 神保町に銀漢亭があったころ【第39回】石井隆司
  3. 妹の手をとり水の香の方へ　小山玄紀
  4. 筍にくらき畳の敷かれあり　飯島晴子【季語＝筍（夏）】
  5. 【春の季語】紙風船
PAGE TOP