抜井諒一

  1. 向いてゐる方へは飛べぬばつたかな 抜井諒一【季語=飛蝗(秋)】

    向いてゐる方へは飛べぬばつたかな)抜井諒一 なりたい自分の「なりたい」が職業や肩書きだとすると、現在の自分は子どもの頃になりたかった自分ではない。だが落胆はしていない。挫折した部分もあるが予想外の浮…

  2. 対岸や壁のごとくに虫の闇 抜井諒一【季語=虫(秋)】

    対岸や壁のごとくに虫の闇 抜井諒一夜である。目の前…

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