書かれる

  1. ばばばかと書かれし壁の干菜かな   高濱虚子【季語=干菜(冬)】

    ばばばかと書かれし壁の干菜かな高濱虚子(『五百句』)虚子にこういう句があって、ちょっと笑ってしまう。出だしの「ばばば」も可笑しいが、「か」を軸とする「あ」母音の生み出すリズムが軽やかで、向日性がある…

おすすめ記事

  1. 針供養といふことをしてそと遊ぶ 後藤夜半【季語=針供養(春)】
  2. 【春の季語】薄氷
  3. 夏みかん酢つぱしいまさら純潔など 鈴木しづ子【季語=夏みかん(夏)】
  4. 【冬の季語】年逝く(年行く)
  5. 【秋の季語】終戦記念日/終戦日 終戦の日 敗戦日 敗戦忌 八月十五日

Pickup記事

  1. 松風や俎に置く落霜紅 森澄雄【季語=落霜紅(秋)】
  2. 「野崎海芋のたべる歳時記」苺のシャンティイ風
  3. 砂浜の無数の笑窪鳥交る 鍵和田秞子【季語=鳥交る(春)】 
  4. コスモスのゆれかはしゐて相うたず      鈴鹿野風呂【季語=コスモス(秋)】
  5. 天高し鞄に辞書のかたくある 越智友亮【季語=天高し(秋)】
PAGE TOP