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  1. 春の雁うすうす果てし旅の恋 小林康治【季語=春の雁(春)】

    春の雁うすうす果てし旅の恋小林康治(『玄霜』) 旅先での恋は一夜にして燃え上がる。その時は本気なのだが、旅が終わり日常に戻れば美しい想い出となってゆく。忘れるのが礼儀である。「旅の恥は掻き捨て」では…

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