稲垣きくの

  1. 散るときのきてちる牡丹哀しまず 稲垣きくの【季語=牡丹(夏)】

    散るときのきてちる牡丹哀しまず稲垣きくの 牡丹は開ききった時が一番美しい。後は散るだけの宿命を知りつつ緻密なる花弁を大きく広げる。花弁の一枚二枚が剥がれた状態はまだ美しいが、最後は芯にしがみつく形で…

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