虫の闇

  1. 対岸や壁のごとくに虫の闇 抜井諒一【季語=虫(秋)】

    対岸や壁のごとくに虫の闇 抜井諒一夜である。目の前に川が流れていて、その向こうの草木のほうから虫の鳴き声だけが聞こえてくる。川音は聞こえているが、川はゆらゆらと月光をほのかに浮かべるのみ。対…

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