過ぐ

  1. 軽き咳して夏葱の刻を過ぐ 飯島晴子【季語=夏葱(夏)】

    軽き咳して夏葱の刻を過ぐ)飯島晴子 一読、ごほんごほんと咳をしながら葱畑を過ってゆく景色が見えてくるわけであるが、「刻」という一語からさらに世界は深まる。「夏葱の刻」が具体的に何時かを探っても仕方あ…

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