【冬の季語】憂国忌

【冬の季語=初冬(11月)】憂国忌

作家・三島由紀夫の命日のこと。11月25日である。「三島忌」。

一般には「憂国忌」とは、毎年開催している追悼集会のことを指すが、俳句では転じて忌日そのもののことを指す。

東京・市ケ谷の陸上自衛隊駐屯地で割腹自殺した1970年の衝撃は、今もなお語り継がれている。


【憂国忌(上五)】
憂国忌列を乱してゐるは誰ぞ 八田木枯

【憂国忌(中七)】

【憂国忌(下五)】
黒板をねんごろに消し憂国忌 柏原眠雨
僕死んだ見て見て見てよ憂國忌 高橋睦郎
てのひらの白きはまれり憂国忌 秦夕美


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