季語・歳時記

【夏の季語】草いきれ

【解説】暑い夏の日の、むせぶようなほどの、草むらの熱気のこと。

【関連季語】夏草、極暑、炎暑、炎天、旱、田水沸くなど。

【草いきれ】
草いきれその正体に近づきゆく    波多野爽波
草いきれゾーリンゲンの刃が大事   波多野爽波
草いきれ嘴のごと月細りゐる     友岡子郷
不発弾あるやも知れず草いきれ    鷹羽狩行
戦争の記憶の端に草いきれ      奥名春江
草いきれ振り向きて振り向かれけり  池田澄子
約束の絵を見にきたる草いきれ    田中裕明
人くさきとは比良坂の草いきれ    竹岡一郎
天体のみなしづかなる草いきれ    生駒大祐

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • follow us in feedly

関連記事

  1. 【秋の季語】蕎麦の花
  2. 【夏の季語】夏蝶
  3. 【冬の季語】湯ざめ(湯冷め)
  4. 【新年の季語】成人の日
  5. 【新年の季語】正月
  6. 【冬の季語】冬蝶
  7. 【春の季語】卒業歌
  8. 【冬の季語】寒い

おすすめ記事

  1. 神保町に銀漢亭があったころ【第77回】小沢麻結
  2. 神保町に銀漢亭があったころ【第87回】笹木くろえ
  3. 直立の八月またも来りけり 小島健【季語=八月(秋)】
  4. 【春の季語】針供養
  5. 【結社推薦句】コンゲツノハイク【2022年9月分】
  6. 小鳥屋の前の小川の寒雀 鈴木鷹夫【季語=寒雀(冬)】
  7. 丹田に力を入れて浮いて来い 飯島晴子【季語=浮いて来い(夏)】
  8. 麦からを焼く火にひたと夜は来ぬ 長谷川素逝【季語=麦からを焼く?】
  9. 【連載】新しい短歌をさがして【16】服部崇
  10. ゆる俳句ラジオ「鴨と尺蠖」【第9回】

Pickup記事

  1. 暖房や絵本の熊は家に住み 川島葵【季語=暖房(冬)】
  2. 【秋の季語】名月/満月 望月 今日の月 月今宵 十五夜 芋名月
  3. 【春の季語】二月
  4. せんそうのもうもどれない蟬の穴 豊里友行【季語=父の日(夏)】
  5. 革靴の光の揃ふ今朝の冬 津川絵理子【季語=今朝の冬(冬)】
  6. 背広よりニットに移す赤い羽根 野中亮介【季語=赤い羽根(秋)】
  7. 冴返るまだ粗玉の詩句抱き 上田五千石【季語=冴返る(春)】
  8. 白夜の忠犬百骸挙げて石に近み 中村草田男【季語=白夜(夏)】
  9. 【読者参加型】コンゲツノハイクを読む【2022年12月分】
  10. 葉桜の夜へ手を出すための窓 加倉井秋を【季語=葉桜(夏)】
PAGE TOP